テレビで話題のIQスーパーラットとは!?②~北九州市周辺でネズミ駆除業者をお探しなら当社へ【BIORESCUE虫の110番】

今日は北九州市でネズミ駆除に来ています。

前回クマネズミのついて少し書いたように、ネズミ駆除は意外と厄介です。今日の現場は少しずつ罠などを使って捕獲を続けているのですが、捕獲の罠や粘着トラップだけではどうしても根絶は難しいものがあります。ネズミは使っていくと罠になれてしまいます。一旦警戒心を持った罠では捕獲はままなりません。

そのようなときにはどのようにして捕獲率をあげればよいのでしょう。今日はその方法について書いていきたいと思います。

ひとつは忌避材を使う方法です。ネズミは巣を作り、ある程度行動範囲が定まるとその範囲で活動します。餌を獲得できる行動ルートが定まると自分の臭いを頼りに行動するのです。そこでそのようなルートを中心に忌避材を設置します。私の場合は激辛スパイススプレーなどを使用します。ネズミは自分の臭いをたどり行動することで安心しますので、そこに突然耐えがたい刺激臭があらわれると混乱して前後の位置関係や餌の場所などを見失ってしまいます。それによって今まで警戒していた罠にかかってしまうことになるのです。要するにかく乱作戦ですね。

もうひとつは毒餌を使う方法です。殺鼠材には大別して2種類あります。急性毒と亜急性(抗凝血性)毒と呼ばれるものです。以前は急性毒と呼ばれる鼠が数時間で死んでしまうような餌がよく使われましたが、他のネズミが死ぬところを見ることで他のネズミが食べなくなってしまうという欠点がありました。そこで広く使われるようになったのが抗凝血性毒です。これは名前の通り血液の凝固を妨げる成分が入っているため、数日食べ続けるうちに毛細血管から出血し始め、失明や内蔵の機能不全を起こしてしに至るというものです。

この抗凝血性毒は次第に効果が現れるために警戒されにくいだけでなく、徐々に体の機能が低下し警戒心も薄れていくので、捕獲罠と併用して使用すると非常に効果があります。

さて、今日は捕獲率をあげるために毒餌を仕掛けます。

これが私の作業車に積んでいる毒エサの装備です。今日は抗凝血性毒のワルファリンにネズミが普段食べるえエサに配合して毒餌を作っていきます。今日はカボチャを中心に天かすやパン粉、砂糖などを混ぜてネズミが好きな味にしていきます。この配合はネズミの種類や時期、気候などを考慮して乾燥したものを使ったり、動物性・植物性の餌を使い分けたりしています。こんな感じです。

さて、効果はあげるでしょうか。乞うご期待です