いつもご依頼ありがとうございます。
先日は北九州市若松区にて天井裏で何か物音がするとの通報を受けて調査に行ってまいりました。
調査してみると、隣の塀から玄関の軒に飛び移り、屋根伝いに台所付近の軒の部分に移動しているようです。足跡はたくさん重なって判別できないのですが、確かにこの辺りに集中しています。
ありました。軒下の部分がおおきく開いています。
室内で状況を確認すると、意外と大きな音がします。イタチの場合は、イタチ自身も臆病なのであまり大きな音を立てません。コトコトくらいです。今回の場合は結構ゴトゴト言っています。試しに天井をのぞいてみると、、、いました。ネコです。
ネコが天井裏にいると聞くとびっくりされる方も多いのですが、写真のようにある程度大きな侵入口（頭が入るくらい）の入り口があるとネコでも入ってしまいます。外敵の来ない安全な住みかを求めて行動しますのでなおさらです。特に今の季節だと繁殖して子育てしている場合も多いので、このような民家の天井は格好の住みかとなります。
天井の音を聞きながら調査を続けると子供もいるようです。こういう場合の処置は難しいのですが、今回は思い切って煙による追い出しを行います。追い出しをかけても子供が取り残される場合もあり、躊躇するところですが、今回は依頼者が急ぐ事情もありましたので強行しました。
１１時３０分、煙幕による追い出しを開始しました。しばらくは物音がしていましたが、２０分ごろから静かになっています。４０分を経過した時点で侵入口に設置していた動態検知カメラで確認したところ
映っていますね。親が出て、１分くらい状況を確認して子猫が出てきました。
その後、もう一匹取り残されていたようですが、何とか自力で親の元へ脱出してくれたようです。侵入口を塞ぎ、天井裏を再度入念に調査（子猫が残っていないかなど）、天井裏を殺虫・殺菌消毒したうえで作業完了です。
カメラで確認すると、天井裏に入っていたのは隣家のネコのようでした。ネコは外で放して飼うと近所のどこかで繁殖したり、糞などでマーキングしたりと近隣の迷惑となります。また、深刻なノミの被害をもたらすこともあります。私も頻繁にそういう場面に出くわしますが、ネコの飼い主が問題解決に奔走することは皆無です。いつも被害にあわれた近所の方が費用負担をはじめ多大な迷惑を蒙っています。これだけ多いのですから、ネコを飼育するものがある程度責任を負うような法規制も必要なのかなと思います。
あれこれと書きました。ネコでお困りの方、お早めにご相談ください。
