いつもご依頼ありがとうございます。北九州市八幡西区で猫のフンに困っている現場があり、2月に入ってから対策工事を行ってきました。今日はその報告です。
この現場はアパートなのですが、アパートの玄関先に大量のフンがありました。夏はにおいもすごいようで入居者の方が一生懸命対策をされていたようですが、もうガマンも限界のようです。
猫のような縄張りを持つ動物はオシッコやフンでにおいをつけて自分の縄張りを主張します。これはマーキングとよばれる行為ですが、このマーキングを行う動物はえてしてふん尿のにおいが強く、しかも同じ場所にし続けるので大変迷惑な存在です。また、自分のにおいがある場所は猫にとっても安心できる場所なので、ずっとそこでフンをし続けることになってしまうのです。なんとかこの悪い連鎖を断ち切らなければ行けません。
今回は①今までの猫によるマーキングのにおいを取ってしまうこと。②その後、今後猫が来ないような忌避剤などで猫よけの対策を施すこと、を主眼として工事を行います。猫の忌避効果はあまり長くは続きませんが、猫にその場所が居づらい場所だと教えること(学習効果)で長く猫をその場所に寄せ付けない効果を狙っていきます。
それでは作業開始です。
まず、今までのフンを除去します。また、除草や清掃なども行い、現場を整地します。
現場を消毒します。今回は塩素系の消臭・消毒剤を使用しています。いつもフンをしている入り口付近や花壇の部分はもちろんアパート周辺の広い部分に亘って消毒していきます。猫は人間に比べて非常に嗅覚が優れていますので、人間にわからないような臭いも感じっとているはずです。そのような臭いも一度すべてリセットしてしまう意味も込めてしっかりと消毒してしまいます。
消毒が終わった状態です。
通常はこの状態で忌避剤を設置して作業を終わりますが、今回は依頼者の要望で猫避けマットを設置します。
これはマットがとげとげになっていて猫が痛がって寄り付かなくなるというものです。これも充分な消毒がなされていなかったり、猫の執着が強いと効果が期待できないので、あくまで副次的な作業ですが、今回は特に入り口付近には近付けたくないという依頼者の要望もあって施工することにしました。
マットを設置した状態です。
今回は除草整地の段階で汚染された土も除去してしまいましたので、除去した分の土を新しく補充しています。
今回の場合は一番フンが多かった場所のすぐそばに植木があるのですが、植栽への影響を考慮して植木周辺の消毒は十分にできませんでしたので、この時点で木酢液を使って再度消毒を行います。
最後に忌避剤を設置します。土壌を消臭するだけでも猫除けには効果はありますが、今回の現場では複数の猫が長年に亘って縄張りとしている場所ですので、忌避効果が少しでも上げるために忌避剤も使用します。一つ目は「激辛ハーブスプレー」です。効果は長持ちしませんが忌避効果のインパクトは絶大です。即効性のある忌避剤ですので、要所要所に散布します。もう一つはクレヨンタイプの忌避剤です。忌避効果を上げたい箇所にこすりつけたり、地面に挿すだけで使える忌避剤です。このタイプはインパクトはイマイチですが、持続性は期待できます。
忌避剤自体はひと月ほどの効果しかありませんが、その場所が猫にとって嫌な場所と教えることで長期間猫を遠ざける効果が期待できます。
当社は害虫駆除だけでなく様々な動物に対する対策を行っております。イタチやハクビシン、ネズミなどの害獣はもちろん、上記のような猫などの施工もお任せください。