中間市、遠賀郡でシロアリ駆除をお考えなら~BIORESCUE(バイオレスキュー)虫の110番

いつもご依頼ありがとうございます。

今日はベイト工法と呼ばれるシロアリ駆除工法について書きたいと思います。

シロアリ駆除はこのブログでも何度も紹介してきましたが、今まで施工事例を紹介してきたのは薬剤散布を中心とした施工事例でしたが、今日ご紹介するのはベイト工法です。

ベイトとは、餌のことですが、要は毒餌を使って駆除する方法です。シロアリは地中30㎝から1メートルくらいを移動すると言われていますので、地中にシロアリの好きな餌木を埋めておいて、シロアリが食べたところで毒餌に帰るというものです。この毒餌はケチン質形成阻害剤(脱皮阻害剤)と言われるもので、食べてもすぐには死なないのですが、シロアリの成長の過程でだぴができずに死んでしまうというものです。死んでしまうまでの間、シロアリはせっせとこの毒餌を巣に持ち帰るので、1、2か月で巣ごと駆除できてしまうというものです。

毒餌はこのベイトステーションと呼ばれる容器ごと地中に埋めて設置します。薬剤散布と違い確実に巣を駆除できるので非常に有効な駆除方法です。ただ、駆除に時間がかかることと、業者としても時間と手間がかかかるので費用もある程度かかってしまいます。イエシロアリなど駆除が厄介な現場ではよくつかわれています。

最後にベイトステーションで毒餌の餌着を食べているシロアリの画像を載せます。(私たちには非常に興味深い画像ですが、苦手な方は再生しないでくださいね。)シロアリの働きアリは白というより体が半透明なのですが、ベイト剤を食べている働きアリはだんだんと乳白色に変化してきます。次の脱皮に必要な経皮がうまく形成されないからです。このような変化を週一度くらいの感覚で観察し、少しづつ毒餌木を追加していくのです。大体ひと月くらいで働きアリが減少し、2か月くらいで、巣ごと壊滅してしまいます。

その後、予防のための薬剤散布をして工事完了となります。

シロアリ業者もひところは毛嫌いされる存在でしたが今はちょっと違います。シロアリの薬剤や工法も多様化してきていますので、薬剤の安全性も高いですし、工事の精度も非常に上がってきています。

気になることがありましたら、一度ご相談ください。きっと良い提案ができると思いますよ。