4月になりました。これから虫が増えてくる時期ですが、虫が増えてくるとアブラコウモリの被害(主にフン害)の相談が増えてきます。今日は某こども園でのアブラコウモリ対策工事について報告します。
いつもご依頼ありがとうございます。
今日は先日、とあるこども園でコウモリの対策工事を行った話をします。
この幼稚園では、棟と棟の間に土間の通路があって園児さんたちもそこを通るのですが、土間の鉄骨の隙間にコウモリが巣を作ってしまうようで、フンが大量に落ちている状態でした。給食などを運ぶこともある通路ですので不衛生だということでご相談いただいていました。もうすぐ4月でコウモリがたくさん飛んでくる季節ですので作業に入りました。
よく知らない方はコウモリといえば、コロナの報道で出てくるような鳥くらいの大きさのものをイメージするかもしれません。しかし、日本でコウモリといえばほぼアブラコウモリ(イエコウモリ)です。アブラコウモリはたいちょう5cm程度で羽を開いても10数センチ程度の小さなコウモリです。(これも意外と知らない人が多いのですが)日本で割とどこにでもいるコウモリです。
小さくて1、2cm程度の隙間があればどこにでも入ってしまうので民家の屋根裏や倉庫などに巣を作ります。小さくてかわいい(笑)のですが、一日に体重の3/4くらいの量の食べ物(主に虫)を食べるそうで、大量のフンをします。野生の生き物のフンですので当然不衛生なのと独特のきついにおいがするので問題になってしまいます。
コウモリの対策としては主に二つです。一つは隙間をふさぐことです。アブラコウモリは5ミリから1センチ程度の小さな隙間に潜みます。特に営巣・繁殖するような場合はこのような隙間を利用する場合がほとんどですので、そのような隙間はふさいでしまします。
もう一つは、忌避剤と言ってコウモリの嫌いな成分の入っている薬剤を使用することです。
写真はハーブなどの植物系の成分で作られたものです。コウモリが寄ってくる場所に置くことによってコウモリにいやな場所だと学習してもらいます。大体一月くらいで効果が表れてきます。
コウモリは虫が多い春から秋にかけて活発に活動し繁殖します。ですから今が対策にうってつけの時期といえますね。気になることがありましたら気軽にご相談ください。