北九州市周辺で羽アリを見て不安に思ったら当社へ【八幡東区荒手・シロアリ調査】

今日は北九州市八幡東区でシロアリ調査に来ています。この物件ではひと月ほど前から室内にシロアリが発生しているとの報を受け、調査に来ました。

室内にはイエシロアリの有翅虫(羽アリ)の死骸が数十匹程度確認できました。

この時期はイエシロアリの巣の一部のアリが羽アリとなって飛び立つ(これを群飛と言います)時期であり、室内で確認される場合は大きく二つのケースが考えられます。

①外部で発生した羽アリがサッシの隙間などから侵入しているケース
②地中にあるシロアリの巣が建物の地下に到達して、建物の床下などから建物内へシロアリのコロニーが侵入してしまっているケース

①の場合は、サッシの溝などを確認するとシロアリの羽や死骸が大量に落ちていることが多く、周辺の環境を調査することで判断できます。群飛が発生した場所が当該の建物から離れている場合も多いため、侵入する羽アリの数も比較的少量(数匹から数十匹)なのも特徴です。①の場合は環境の問題ですので、駆除などの特段の対応は必要ないかと存じます。

②の場合は建物の敷地外や建物の中に群飛の発生場所がありますので、大体の場合は大量の羽アリが発生しています。室内で数百から数千の羽アリが発生している場合はこのケースを疑うべきです。もちろん床下にもぐって調査すればシロアリの痕跡を見つけることも可能です。

この①の場合と②の場合では対応が大きく違ってくるので、調査をしてきちんと判別します。調査したところ、この物件では天井の中などに大量の羽アリの死骸が確認されました。写真はパイプシャフト内にシロアリの羽アリが落ちている写真です。

通常はシロアリは光に近づいていく習性があるため、天井裏などの暗い中に外から入り込むことは考えられません。したがって建物の中で群飛していると判断して、報告と駆除のご提案をさせていただきました。この時期はあちらこちらで羽アリが室内に入ってきて、シロアリに関する相談も増えています。ご相談いただければ調査して②の場合であれば早急な駆除をお勧めしています。

②の場合はもちろん駆除が必要ですが、群飛はシロアリが新たな巣を作るために行っている行為ですので、①の場合でもシロアリ予防工事は必要です。ご不明な場合がご相談ください。