イタチ捕獲のノウハウ①【飯塚市目尾でイタチ工事】

いつもご依頼ありがとうございます。

今日は飯塚市目尾でイタチ捕獲のための罠を設置してきました。

私がいつも使っている罠はいわゆる箱罠というやつです。

(当社の害獣駆除対策工事についてはこちらもご覧ください)

よくネズミ用が売られているのを見かけますが、これは長さが70センチくらいあります。

写真のものだとイタチをはじめ、ハクビシン、アナグマなどの小・中型動物の捕獲が可能です。今日はこの箱罠の使い方について詳しく書きます。このサイズまでならホームセンターで買えますので、ご自分でやってみたいという方は是非どうぞ。参考になれば幸いです。

さて、仕組みは簡単です。入口の扉はばねで閉まるようになっています。奥にぶら下げた餌につながった棒に入口の扉をひっかけておくので、動物がエサに触れると扉の引っ掛かりが外れて閉まるという仕掛けになっています。要はいかにエサに食いつかせるかというところがポイントとなってくるのです。

 

今日は相手がイタチなのでエサはから揚げにしました。コンビニで売っているやつです。イタチはから揚げがよくかかります。イタチには鶏肉と油のにおいがたまらないようですね。(ごくたまに食わない個体もいますが、その時は生の鶏肉にします。)ただ、動物は基本的に香辛料の刺激は嫌うのでスパイシーじゃないものを用意します。また鶏肉のにおいを出すために衣は剥いで使います。

えさを仕掛ける時の大事なポイントですが、箱罠の中にぶら下げたエサと別に箱罠の入り口付近の比較的イタチの取りやすい場所にエサを置くことです。ネズミでもいえることですが、哺乳類はとても頭がよいので私たちが予想している以上に捕獲罠に警戒しています。ちょっとエサの位置が変わるだけでも気づいて食べないこともあるのに大きな罠が突然出現すれば当然警戒するはずです。

では、どうして罠にかかるのか、答えは食欲に勝てないからです。そうです、危ないとわかっていてもおいしいエサの誘惑に負けて罠にかかってしまうのです。だから比較的取りやすい場所にエサをおいてあげます。

罠にかからなくても、入口付近のエサを食べている場合は大丈夫です。誘惑に負けて罠にかかるのも時間の問題です。エサがなくなるたびに再度新しいものを置いてあげれば数日でかかってくれます。逆に入り口付近のエサも食べないようであれば罠の設置場所やエサに問題があるのかもしれません。イタチがエサに気づいていない(イタチが通らない)、もしくはエサに興味がないという状態かもしれません。イタチの捕獲は気長な作業ですが少なくとも一週間エサに変化がないようなら、仕掛け方を見直す必要があります。

続きは次回書きます。イタチについての相談も大歓迎です。