いつもご依頼ありがとうございます。
先日ブログを書いた時は九州は雨がちでと書いていたようですが、それからは晴れの日が続いています。
今日は飯塚市でアライグマの駆除を行っています。飯塚市のあるお寺なのですが、屋根の上で物音がすると言うことで罠を設置したところアライグマがかかってしまいました。
アライグマはもともと北米原産の外来種で日本にはもともといないの動物なのですが、ラスカルブームで日本にペットとして持ち込まれそれが野生化したものと言われています。もともとアライグマは気性が荒く人になつかないのでペットとして飼うには向かないようです。結果的に多くの人が持て余して捨ててしまったようなのです。
数年前の国の調査でも全国的にかなりの割合でアライグマの増加が問題になっています。私たちの業界でも10数年前まではアライグマと言えば珍しい事案だったのですが、最近ではしょっちゅうアライグマの案件が舞い込んできます。特に私が担当している北九州市や筑豊地方では山沿いを中心に爆発的に増加しているように思えます。昨年にはひと月で20匹近く保護した月もありました。
アライグマは中型犬位の大きさで動きも鈍いのですが、大きなかぎ爪を持っていて指も発達していますので雨どいや柱など両足でつかんで屋根の上に登ってしまいます。屋根から天井に入る隙間があると、そこから天井に出入りして子育てを始めてしまいます。4月ごろから6月位にかけての子育て期間中にアライグマの案件が集中的に報告されます。
イタチに比べると厄介なのは、アライグマは体重もあるので天井に上ると天井の板を踏み抜いたり自分で壊してしまったりしてしまいます。また、アライグマの場合、特定外来生物に指定されており駆除なども法律の規制で思うようにできない場合もあります。
さて、件の飯塚市のお寺ですが、捕獲の罠を仕掛ける前に屋根の上にカメラを設置していました。建物の増築部分との隙間から出入りしている決定的な映像が写っていました。足跡などをたどってそこから出入りしていることは大方予想はしていたのですが、カメラで確認することができました。家主さんと動画を確認してその部分の補修を大工さんに依頼してもらうことにして一件落着です。
イタチやアライグマだけでなくハクビシン、テンなどもご相談ください。ほっておいてもなかなか問題はかいけつしませんよ。ご相談お待ちしています。