いつもご依頼ありがとうございます。
昨日は北九州市でセイヨウミツバチの巣の撤去をしてきました。
ご依頼を受けて訪問したところ床下にかなり大きな巣が出来上がっておりました。さっそく床下を開口して作業に入ります。
私たち駆除業者は基本的にはスズメバチやアシナガバチなど特に人に危険を及ぼすハチを駆除します。ミツバチは花を受粉させて自然を豊かにしてくれる「益虫」ですので出来る限り駆除はしたくないのです。ただ、ミツバチを含む社会性昆虫は集団で巣を守ることによって自分たちの種を残そうとする本能が発達しているので、巣を脅かす敵には集団で攻撃してしまいます。私たちも人に危害が生じる状況では駆除に踏み切らざるを得ません。
今回のケースでは、床下にミツバチの巣があることを理由に水道配管工事を断られてしまったようで、依頼者の方がお困りでしたので巣は撤去せざるを得ません。巣の蜂は極力追い出して、極力駆除しないよう配慮しながら作業したいと思います。
早速作業開始です。
今回は煙幕の煙を使います。あまり近いと蜂が気絶してしまうので少し遠目から煙を出して追い出します。ある程度は出てくれましたが、まだ一部の蜂が巣を守っています。あとは薬剤で駆除して一気に巣ごと撤去してしまいました。
ミツバチは、人を刺す蜂としてアシナガバチやスズメバチと同じように扱われることも多
いようですが、春から秋にかけて活動するスズメバチなどの狩バチとは大きく違う特徴があります。例えば、
女王蜂以外も越冬できる。そのため、他の蜂より早い2月頃から活動する。
冬の前後の寒い時期に攻撃性が高くなる。10月~11月、2月~3月あたり。
今回のように4月にこれだけ大きな巣が活動しているのもミツバチならではの特徴なのです。スズメバチなどよりははるかに攻撃性の低いミツバチですが、寒い時期にかけては異常に攻撃性が強くなります。巣に近づいただけで刺したり、集団で人を襲うこともあります。
「家の近くにミツバチがいて不安」という方は、こちらからご相談ください。どんな小さなことでも、専門家がすぐにご対応いたします。