いつもご依頼ありがとうございます。
今日は小竹町勝野でシロアリ対策工事を行っています。
このお宅は建物の売買と増改築を行うタイミングで調査と予防工事のご依頼をいただきました。
シロアリの工事は乱暴に言ってしまえば、建物の中に、如何にまんべんなく適量の薬剤を投与できるかということに尽きます。口で言うのは簡単ですが、建物の構造によっては通常の薬剤散布ではそれが難しい場合もあるのです。特に増築などが行われた場合、建物の構造が複雑になってしまい、変則的な工事をすることが必要な場合があります。
写真はトイレの下の施工です。ブロックの向こう側がトイレの床下です。通常ならこの状態でトイレの配管まで見えるのですが、トイレの床下は仕切られていて入ることができません。それでブロックに穴をあけてノズルで薬剤を入れています。
次の写真は玄関の柱です。こういう部分は床下がないので通常はたたき(床)に穴をあけて薬剤を入れるのですが、たたきの施工が厚すぎるのか40cmほど掘っても貫通しません。古い建物だとこういうところも多いのです。そこで木材に直接穴をあけて固形の薬剤を挿入しています。木材の内部で薬剤が広がってシロアリを予防します。
いろいろ書きましたが、一口にシロアリ工事と言っても様々な工法を織り交ぜて工事を行っていることをお判りいただければ幸いです。
気温も上がり、シロアリが再び活動を始める時期になりました。お困りごとがあればいつでもご相談ください。