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最近はコロナウイルスやインフルエンザが流行っていてどこでも大変ですね。そう思っていたところ、役場のトイレであるポスターを見かけました。
インフルエンザ予防の啓発ポスターですが、「手をアライグマって、これたぬきじゃん。タヌキとアライグマの違いがよくわからい人多いよね」などと思ってしまいましたので、今日はタヌキとアライグマの簡単な見分け方を書こうと思います。(ポスターの趣旨とは無関係ですね笑)
当社はアライグマの現場が多いのですが、よくお客さんに「天井裏にタヌキがいる」と言われます。アライグマの風体が一般的なタヌキのイメージだからだとでしょうね。一つ大きなポイントはアライグマにはシマシマの大きなしっぽがあってタヌキにはしっぽはない(短くてよく見えない)ということです。
それではポスターの話になりませんので、顔の特徴について書くと、まず、目の周りの黒い部分がタヌキの場合は離れていますが、アライグマの場合はつながって見えます。またアライグマには額から鼻筋に黒い筋があります。また、耳を見るとタヌキは外側が黒いのですが、アライグマの場合は内側に黒い部分がきて外側が白くなります。白いひげが目立つのもアライグマの特徴です。
ね。そうでしょう。逆にポスターは目の周りの隈取もはなれていてまるでタヌキですね。
ちなみにタヌキは生物学的には犬に近いので足の形状も犬のような形をしています。当然、木に登ったりもできないのでアライグマのように民家の天井裏に入り込んだりできないのです。ですから街中などでは身を隠すことができないため、山奥などの里のほうでないとみることはありません。
逆に長い指を持っているアライグマは雨どいなどから屋根に上り民家に侵入してくるため、最近では街中にもよく出没するようになりました。ですから表題のように「街中でタヌキかなっと思ったらたぶんそれはアライグマです」となるわけです。
アライグマは今日本でどんどん増えていて、街中にも出没しているので、これから日本人に身近な生き物になってくるかもしれません。被害も増えてくるでしょうから対策も必要ですね。